環境省は2月15日、令和元年度における産業廃棄物の排出および処理状況をまとめた。総排出量は約3億8596万t(前年度3億7883万t、同比1.9%増)で、再生利用量は約2億357万t(同約1億9900万t)、減量化量は約1億7323万t(同約1億7070万t)、最終処分量は約916万t(同約913万t)だった。
業種別排出量は、電気・ガス・熱供給・水道業が約1億101万t(前年度約9897万t)、農業・林業が約8126万t(同約8076万t)、建設業が約7971万t(同約7548万t)、パルプ・紙・紙加工品製造業が約3368万t(同約3253万t)、鉄鋼業が約2596万t(同約2622万t)で、上位5種で総排出量の8割以上を占めた。
また種類別では汚泥が約1億7084万t(同約1億6738万t)、動物のふん尿が約8079万t(同8051万t)、がれき類が約5893万t(同約5628万t)で、上位3種で総排出量の8割以上を占めた。排出削減が求められている廃プラスチック類は754万t(同706万t)で大きな変化はないが、令和30年度は金属くずの排出量が多かったのに対し、令和元年度は廃プラスチック類が金属くず(令和元年度・680万t)を上回った。(続きは本紙で)