国交省の一級河川水質調査、基準値達成は92%

 国土交通省はこのほど、全国一級河川109水系1080地点における令和2年水質調査結果を取りまとめた。生活環境の保全に関する環境基準項目のうち、BODまたはCODの基準を満たした地点の割合は92%(909/988地点)で、高い割合を維持(令和元年比3ポイント増)した。また「水質が最も良好な河川」は18河川が該当し、このうち静岡県の狩野川が過去10年間で初めてリストに加わった。

 「水質が最も良好な河川」は各調査地点におけるBOD年平均値の平均、BOD75%値の平均が0.5mg/Lを達成することで選ばれる。
 令和2年は後志利別川(北海道)、尻別川(同)、沙流川(同)、荒川(福島県)、黒部川(富山県)、常願寺川(同)、庄川(同)、宮川(三重県)、安倍川(静岡県)、狩野川(同)、熊野川(和歌山県)、天神川(鳥取県)、小鴨川(同)、四万十川(高知県)、仁淀川(同)、川辺川(熊本県)、小丸川(宮崎県)、五ヶ瀬川(同)だった。(続きは本紙で)