環境省は1月8日、産業廃棄物の令和元年度不法投棄等の状況をまとめた。新たに判明した不法投棄事案の件数は151件(対前年度比4件減)で、不法投棄量は約7.6万t(同8.1万t減)、不適正処理事案は140件(同8件減)で、不適正処理量は5.6万t(同0.4万t増)だった。投棄量の対前年度比は、大規模事案が多数集計された平成30年度に比べ減少しているが、件数としては横ばいが続く。
不法投棄に関し、実行者の内訳は排出事業者が70件(同5件減)、無許可業者が7件(同11件減)、許可業者が9件(同3件増)、その他が5件(同1件増)、複数が10件(同2件減)、不明が50件(同10件増)。投棄量は許可業者が最も多く3万6681t、次いで排出事業者が2万9584t、無許可業者が488tだった。その他は5229t、複数によるものは1904t、不明が2402tだった。(続きは本紙で)