国交省、下水道の内水浸水対策指針等改訂へ

 国土交通省はこのほど、近年の気象災害の激甚化を受け、下水道による内水浸水対策に関するガイドライン類の改訂に着手した。気温“2度上昇”を考慮した計画雨水量の設定、計画見直しに伴う施設整備のイメージ追加、内水浸水想定区域図の作成に向けた簡易手法の充実などを行うとしている。

 内水浸水対策に関するガイドライン等は、雨水管理総合計画策定ガイドライン、官民連携した浸水対策の手引き、下水道浸水被害軽減総合計画策定マニュアル、水位周知下水道制度に係る技術資料、内水浸水想定区域図作成マニュアル、水害ハザードマップ作成の手引き、下水道管きょ等における水位等観測を推進するための手引きの7点があり、このうち雨水管理総合計画策定ガイドラインおよび内水浸水想定区域図作成マニュアルが中心になると考えられる。(続きは本紙で)