御殿場市、31年度から浄化槽PFI事業着手

御殿場市は公設浄化槽整備事業(市町村設置型)をPFI方式で実施する方針を固め、4月2日に実施方針、5月2日に募集要項を公表した。
実施方針によると、事業期間は平成31年4月1日〜平成41年3月31日までの10年間。PFI事業者の業務は主に①400基の浄化槽整備と維持管理②既設公設浄化槽のうち、使用者から希望のあった浄化槽の維持管理③既設個人設置浄化槽のうち、市に寄付された浄化槽の維持管理ーーの3点となる。事業期間後の維持管理業務は別事業として実施する。
事業者の募集は公募型プロポーザル方式で、今後は6月に参加資格確認書類の受付、7月に提案書の受付、8月下旬に優先交渉権者等の決定、12月に事業契約、31年度から事業開始の予定。
市では今回の事業について、直営の場合は4億500万円を想定するが、PFIで実施することにより3億2900万円(7600万円減)、18.9%の縮減効果が見込めると分析している。
御殿場市の汚水処理人口普及率は平成28年度で63.2%で、内訳は下水道普及率35.4%、浄化槽普及率24.8%など。行政人口は平成30年4月1日時点で8万6253人、将来人口は、国立社会保障・人口問題研究所の推計によると2030年(平成42年)に8万1996人。