(株)ダイキアクシスは3月25日、国際協力機構(JICA)の支援プロジェクト「イラク製油所近代化プロジェクト(総額約4000億円)」で、元請けの日揮(株)から浄化槽および海水淡水化装置(処理能力ともに3600m3・日)を受注したと公表した。受注額は非開示だが大型案件としている。
イラクを含む中東各国では、水資源省が設置されるなど“水”が資源として扱われている。そのため適正な汚水処理による水資源の管理と再利用は重要な課題となっており、さらにイラクでは下水道普及率が25%程度と低く、同社では「浄化槽と海水淡水化は顕在的・潜在的需要が大きく、近い将来の成長市場としてポテンシャルを秘めている」「浄化槽は中東の過酷な環境下でも能力を発揮することが確認されており、当該プロジェクトの水環境保全と土壌汚染防止の両面で大きく貢献し、今後も同様のプロジェクトでの需要を見込んでいる」と評価している。(続きは本紙で)