令和元年度ごみ総排出量は4274万㌧と微増

 環境省はこのほど、全国の市町村等(1741市区町村と557一部事務組合)に対し行った令和元年度一般廃棄物の排出および処理状況等の調査結果をまとめた。計画収集量、直接搬入量、集団回収量を合わせたごみ総排出量は4274万t(東京ドーム115杯分)で、外国人を含む一人1日当たりの排出量は918gだった。前年度調査から0.02%増の微増で、排出量の内訳は生活系ごみが2971万t(集団回収量191万t含む)、事業系ごみが1302万tと、生活系ごみが約7割を占めた。

 ごみの総排出量は平成12年度以降減少傾向が続いていたが、ここ数年は横ばいといえる状況まで落ち着き、令和元年度は7年ぶりに微増に転じた。しかし環境省の推計によると、人口減少に伴い一般廃棄物の排出量も今後減少する見込みで、一人一日あたりのごみ排出量は大きく変化しないものの、総排出量は2050年に3000万tを割る可能性を示している。(続きは本紙で)