全国浄化槽推進市町村協議会は11月18日、東京・菊川の(公財)日本環境整備教育センター研修室で令和4年度通常総会を開催した。対面開催は3年ぶりで、会場には市町村長6名を含む会員70名が参加した。議事では令和3年度事業報告や同5年度事業計画案等を審議し、それぞれ原案どおり承認した。また任期満了に伴う役員の改選では、三宮幸雄会長(埼玉県北本市長)の再任を決めた。
当日は総会に先立ち、環境省浄化槽推進室の沼田正樹室長が「最近の浄化槽行政の動向」について講演した。近年の浄化槽の設置状況、汚水処理に係る都道府県構想の見直しとトレンドに触れ、浄化槽整備が今後一層進む可能性を指摘した。一方、整備手法については公共浄化槽事業を取り上げ、民間活用、多様な整備・管理手法、持続可能な経営という観点で支援を図るとした。具体的にはPFI事業におけるBOO、BOT方式の追加、協議会等の活用、維持管理コストの低減などについて措置していく。(続きは本紙で)