国土交通省はこのほど、全国一級河川109水系1084地点における令和3年水質調査結果を取りまとめた。生活環境の保全に関する環境基準項目のうち、BODまたはCODの基準を満たした地点の割合は90%(896/991地点、対前年度比2ポイント減)で高い割合を維持した(図表参照)。また「水質が最も良好な河川」は12河川(同6減)が該当し、このうち荒川(福島県)、川辺川(熊本県)は10年以上連続で選出された。
「水質が最も良好な河川」は各調査地点におけるBOD年平均値の平均、BOD75%値の平均が0.5mg/Lを達成することで選ばれる。
令和3年は後志途別川(北海道)、尻別川(同)、荒川(福島県)、黒部川(富山県)、狩野川(静岡県)、熊野川(和歌山県)、天神川(鳥取県)、小鴨川(同)、球磨川(熊本県)、川辺川(同)、五ヶ瀬川(宮崎県)だった。(続きは本紙で)