千環保、浄化槽脱炭素化事業テーマに研修会

 (一社)千葉県環境保全センター(伊藤公一理事長)は7月8日、千葉市のポートプラザ千葉で環境省「令和4年度浄化槽システムの脱炭素化推進事業」に係る研修会を開催した。同事業は浄化槽分野の脱炭素化を推進するため、30人槽以上の中・大型浄化槽の機器交換や本体交換、同時実施する太陽光発電設備の導入に1/2補助を行うもの。研修会では事業の概要や対象となる浄化槽の要件、申請手続きに関する説明と、令和3年度事業の事例報告が行われた。
 研修会の講師は環境省浄化槽推進室の志太健一室長補佐、(一社)全国浄化槽団体連合会(全浄連)の昇広文氏、杉浦翔氏、平川さくら氏、(有)カワナ管理の川名康一社長(千葉県環境保全センター・常務理事)の5名が務めた。
 事業の概要説明は環境省、全浄連から行われ、この中で志太室長補佐は事業の背景や要件を説明。令和3年度までは機器改修で51人槽以上、本体交換で60人槽以上となっていた対象浄化槽が、令和4年度からは機器改修、本体交換ともに30人槽以上と緩和。一方で、政府が掲げるCO2排出量46%削減目標を踏まえ、機器改修はCO2排出量を20%以上、本体交換はCO2排出量を46%以上削減することが必要となった。(続きは本紙で)