「浄化槽の日」を記念する「第36回全国浄化槽大会」が10月3日、東京・市ヶ谷のホテルグランドヒル市ヶ谷で3年ぶりに開催された。例年より規模を大幅に縮小しての開催だったが、全国から約250名の関係者が出席する中、維持管理費用軽減や浄化槽の脱炭素化など8項目を盛り込む「浄化槽適正整備推進決議」の採択、浄化槽功労者の表彰、記念講演を行った。
冒頭で(一社)全国浄化槽団体連合会の上田勝朗会長は「浄化槽の日」実行委員会を代表し、「全国ではいまだ約900万人の方が汚水処理施設の整備を必要としている。環境にも財政にも優しく、地震にも強い浄化槽の一層の整備推進、森里川海の循環力が生み出す恵みを支える浄化槽によるまちづくりが図られるよう、私たちも浄化槽整備区域の拡大と、単独処理浄化槽の合併転換を強力に推進しなければならない。加えて国土強靱化の推進へ、地震想定地域の学校や公民館等の避難所へ、平時から浄化槽を設置し、活用することが強く望まれる。浄化槽台帳の整備も欠かせない」「本日を機に、関係者と連携しながら改めてその実現に努力してまいりたい」と挨拶した。(続きは本紙で)