NPO法人浄化槽ナビゲータ認証機構(浄ナビ、岩渕和則理事長=北海道大学大学院農学研究院教授)は9月30日、東京駅前のステーションコンファレンス東京で2022年度研修会を開催した。テーマは脱炭素、SDGsで、環境省や有識者、専門家の講演を通じて浄化槽分野で今後求められる取り組み、課題や懸念について理解を深めた。会員、関係者ら60名以上が参加し、来賓には自民党の高橋克法参議院議員、立憲民主党の徳永エリ参議院議員が出席した。
研修会の開催に当たって岩渕理事長は、「SDGsという言葉は最近出てきたものだが、スタートは基本的人権などに関する事項を盛り込んだ1945年の国連憲章。またすでにご存じの二酸化炭素濃度の増加についても、実は世界で問題となる前から報告を行っている。このように国連というのは先見性のある組織で、SDGsも突然湧いて出てきたものではなく長年の積み重ねによるもの」「私たちは今、持続性という大きな枠組みの中で脱炭素、地域との連携・共生というものが求められ、それをビジネスチャンスに変えていくことが必要とされている。本日の講演が皆様にとって有意義なものとなれば幸い」と挨拶した。(続きは本紙で)