環境省はこのほど、平成29年度以降に中国、東南アジア等で廃プラスチック類の輸入規制が強化されたことに伴い実施してきた「廃プラスチック類の処理に関する状況調査」の令和2年度結果を公表した。5回目となる今回は、都道府県および政令市127団体(回答率100%)、産業廃棄物処分業者188(同27%)社から回答を得て、新型コロナウィルス感染症の影響が緩和され、徐々に処理量が増加傾向にあることが確認された。また不法投棄も1件確認された。
調査項目のうち、廃プラスチック類の不法投棄および保管基準違反の状況については、対象期間令和2年2月末から同11月末まで、輸入規制に起因する10t以上の不法投棄が1件確認された。また保管基準違反(超過)は7件確認され、ともに当該自治体において指導等の対応を行っている。不法投棄については電線皮膜等で、住民の通報により発覚した。(続きは本紙で)