新型コロナ影響で一般廃棄物排出量に変化

 環境省はこのほど、全国の市町村等(1741市区町村と552一部事務組合)に対し行った令和2年度一般廃棄物の排出および処理状況等の調査結果をまとめた。計画収集量、直接搬入量、集団回収量を合わせたごみ総排出量は4167万t(対前年度比2.5%減)で、外国人を含む一人1日当たりの排出量は901gだった。また内訳は、生活系ごみが3002万t(同1%増)、事業系ごみが1165万t(同10.5%減)で、生活系ごみに内包される集団回収量は164万t(同14.1%減)だった。
 ごみの総排出量は平成12年度以降減少傾向が続いており、ここ数年は微減、あるいは横ばいという状況が続いていた。しかし令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響により総排出量が減少するとともに、事業やその他の活動の縮小等により事業系ごみと集団回収量が減少、反対に在宅時間の増加等でごみステーション等に排出される家庭ごみは増加する結果となった。(続きは本紙で)