環境省はこのほど、全国の河川や湖沼など公共用水域の令和元年度水質測定結果を公表した。人の健康の保護に関する環境基準については99.2%(前年度99.1%)の地点で基準を達成し、生活環境の保全に関する環境基準では、河川のBOD達成率が94.1%(同94.6%)、湖沼のCOD達成率が50%(同54.3%)、全窒素および全リン達成率が49.2%(同48.8%)、海域のCOD達成率が80.5%(同79.2%)、全窒素および全リン達成率が91.4%(同92.1%)だった。河川、海域の水質改善が一定程度進むものの、湖沼はいまだ横ばいの状況が続く。
これまでの推移を見ると、生活環境の保全に関する環境基準で河川のBODについては、昭和49年度以降順調に達成率を伸ばし、平成18年度に90%を上回ってからは横ばいの状況が続く。(続きは本紙で)