浄化槽推進議連、浄化槽推進議員懇話会が全浄連からヒアリング

自民党・浄化槽推進議員連盟と公明党・浄化槽整備推進議員懇話会の総会が4月18日に開催された。浄化槽推進議連は午前12時から党本部、浄化槽整備推進銀懇話会は午後3時から衆議院第一議員会館で開かれ、ともに(一社)全国浄化槽団体連合会(加藤敬規会長)から浄化槽整備推進に向けた要望、環境省から最新の施策動向についてヒアリングした。

ヒアリングの内容は両総会とも同様で、全浄連は加藤会長から団体概要と、要望事項として①「単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への早急な転換」のための法改正と助成制度の創設と拡大②「浄化槽整備区域の拡大」に対する行財政措置の拡充③「災害時トイレ難民救済、防災、減災の観点から災害に強い浄化槽の速やかな整備促進」のため、平時から防災拠点での浄化槽の設置と活用、助成制度の創設④浄化槽の適切な維持管理や合併処理浄化槽への転換を進める観点から、行政による「浄化槽台帳システム」の整備推進のための助成制度、法制度の創設⑤先進的な省エネ型家庭用浄化槽の導入やエネルギー効率の低い既存の中・大型浄化槽の交換等により低炭素化と省エネ化を促進する助成制度の拡大⑥浄化槽システムの情報発信・国際展開の強化ーーの6点の説明があった。

また環境省からは縄田正環境再生・資源循環局長、山本昌宏同次長、松田尚之浄化槽推進室長らが出席し、山本次長が最新の行政動向として平成30年度予算の概要、見直しを進める廃棄物処理施設整備計画の方向性を説明した。