むつ市、宮下市長が下水道事業打ち切りの考え

 青森県むつ市議会の第253回定例会で9月5日、公共下水道から浄化槽への切り替えについて集中的な質問が行われた。時間は約40分間に及び、宮下宗一郎市長からは事業打ち切りに向けた検討を行っていく旨の答弁があった。
 質問を行ったのは浅利竹二郎議員(自民党)で、初めに「昨年末に開催された“浄化槽フォーラム in むつ”で、市民の汚水処理問題への関心の高さと、むつ市の事業に課題があることを認識した。下水道事業全体計画は人口が右肩上がりの時代に策定されたが、人口が減少する現在においてこのまま整備を進めれば、一般会計からの繰り入れ等が増大してむつ市の財政を直撃することは明らか。年間1億円にも満たない使用料収入では施設の維持すら困難。加えてこれまでに213億円、1戸あたり約600万円を投入しているにもかかわらず、地域の水洗化率が37.1%というのは事業効果が発現しているのか疑問。未整備地域の下水道整備は中止し、浄化槽に切り替えるべきという立場から質問したい」と述べ、①公共下水道計画の内容と進捗②汚水処理人口普及率が低迷する原因③公共下水道の接続率④経営健全化に向けた見通し⑤事業の持続可能性⑥公共下水道への浄化槽の接続⑦汚水処理手法の切り替え――の7項目について質問した。(続きは本紙で)