環境省は7月26日、脱炭素先行地域の第2次募集を開始した。脱炭素先行地域とは、2030年度までに民生部門(家庭部門および業務その他部門)の電力消費に伴うCO2排出量を実質ゼロにし、運輸部門や熱利用も含めて、そのほかの温室効果ガス排出量についても国全体の2030年度目標と整合させる野心的な地域のこと。2050年カーボンニュートラルに向けた中核的取り組みの一つで、第1次募集では流域下水道事業における再生可能エネルギーの導入と経営健全化を目指す秋田県の取り組みなど計26件が採択された。
第2次募集の締め切りは8月26日で、提案者は地方公共団体に限定(地方公共団体と民間企業、大学等の共同提案は可)される。応募する地方公共団体は、管轄する地方環境事務所に計画提案書を提出し、評価委員会の評価を経て選定に至る。(続きは本紙で)