(公社)福島県浄化槽協会は、浄化槽の普及啓発事業の一環として取り組む「こども環境教室~水のゆくえ~」を県内の小学校2校で開催した。11月17日に岡山小学校(福島市)の4年生64名、同26日に好間第一小学校(いわき市)の4年生42名を対象にそれぞれ行い、令和3年度としては前期日程(6~7月)と合わせ、合計11校447名の児童を対象に環境教室を開講した。
内容はこれまでと同様、浄化槽の特徴や汚水処理について説明した後、顕微鏡による微生物観察、パックテストによるCOD等の水質測定、トイレットペーパー類の溶解実験等を行った。90分間の授業で、一般家庭で使われた生活排水がどのように処理され、河川等に放流されるのか、そしてまた水源に戻るまでの水循環の流れを子供たちに教えた。
環境教室は平成29年度から続く取り組みで、協会では来年度も継続していくため、調整を進めているという。