立憲民主党の水再生技術促進議員連盟(会長=福山哲郎参議院議員)は7月9日、岐阜市において下水処理場および浄化槽の維持管理現場を視察した。末松義規衆議院議員、川内博史衆議院議員、今井雅人衆議院議員のほか議員秘書らが参加し、岐阜県で実施されている維持管理記録票のタブレット入力とデータベースの構築・活用など、良好な水質を確保する仕組み(岐阜方式)について理解を深めた。また翌10日には柴橋正直岐阜市長に表敬訪問を行い、水環境保全の重要性について意見交換を行った。
岐阜県では下水道・農集排267施設、浄化槽約6万6000基について、それぞれ統一した電子システムによる維持管理を実現している。今回の視察は、先進的な電子システムの視察を通じ、汚水処理事業が抱える現状の課題と今後の施策の方向性を探ることが狙いで、初めに岐阜県環境整備事業協同組合事務所(岐阜市)でシステムの概要について説明を受けた。
同システムは岐阜県環境整備事業協同組合(岐環協)が構築したもので、従来の紙の記録票を電子記録票に置き換える。このことによって現場ではタブレット端末が活用できるようになり、記録作業のペーパーレス化や省力化、またその場で過去データの参照が行えることで経時的な維持管理が可能になる。(続きは本紙で)