(公社)福島県浄化槽協会主催の「こども環境教室~水のゆくえ~」が6~7月にかけて開催された。同教室は未来の環境を担う子どもたちに「水の大切さ」を理解してもらうため、平成29年度から協会の福島支部青年部と連携して実施しているもので、今年度は7月15日までに福島市内9校、341名を対象に行われた。今後11月にさらにもう1校での開催を予定している。
授業時間は90分間で、顕微鏡による微生物観察、パックテストによるCOD等の水質測定、トイレットペーパー類の溶解実験がそれぞれ行われた。
初めにパネルや浄化槽のミニチュアモデル等を用いて、日々の生活と汚水処理の関わり、自然の自浄作用、浄化槽の構造などを説明。その後、浄化槽内の微生物を顕微鏡で観察することで、汚水処理の仕組みを学習。パックテストは水道水に洗剤や清涼飲料水などの試料を滴下し、どれだけ数値が変化するか体験し、日常生活での排水がどれだけ河川水質に影響するかを調べた。(続きは本紙で)