川崎市は6月18日、(株)電通、ローカルフードサイクリング(株)、(株)トラストリッジとともに、各家庭において生ごみを堆肥化し、農園等で活用する「eco-wa-ring Kawasaki(エコワリング川崎)」を立ち上げた。
同プロジェクトは環境省の「地方公共団体及び事業者等による食品ロス削減・食品リサイクル推進モデル事業(令和3年度)」で実施されるもので、具体的な活動は「自活型フードサイクル」と「共助型フードサイクル」の2本立てとなっている。
自活型フードサイクルは、主に企業が主体となって参加者から生ごみ堆肥を受け付け、コミュニティガーデンで共に管理を行いながら野菜を育て食す体験型フードサイクルを行う。第1弾は市内の武蔵小杉東急スクウエア、ヨネッティー王禅寺の2カ所で実施予定。参加費3300円を取るが、特典としてLFCコンポスト(コンポストバッグ、ローカルフードサイクリング社)が付く。
共助型フードサイクルは、提携する農園(8カ所)で生ごみ堆肥を受け付け、その堆肥で野菜を栽培する。収穫野菜は堆肥提供者の市民への配布、マルシェ等での販売を予定する。以前よりボランティアや社会福祉施設等で取り組まれていたが、新たにプロジェクトとして位置づけることで、取り組みの拡大や地産地消型フードサイクルの構築を狙う。(続きは本紙で)