国土交通省、環境省、農林水産省はこのほど、令和元年度末における汚水処理人口普及率を公表した。福島県の一部市町村を除く総人口1億2684万人に対する汚水処理人口は1億1636万人で、普及率は前年度比0.3ポイント増の91.7%となった(9月11日付一部既報)。
普及率が9割を超え、全体としては汚水処理施設の概成がなされつつあるが、市町村別ではばらつきが大きく、下水道未普及、くみ取り、単独処理浄化槽使用世帯など、いまだ約1050万人が汚水処理施設を利用できない状況にある。こうした汚水処理未処理人口は中山間地域に多く存在し、合併処理浄化槽の活用が求められている。(続きは本紙で)