政府の令和5年度予算案が12月23日に閣議決定され、循環型社会形成推進交付金の浄化槽分として前年度同額の86億円が計上された。助成メニューの拡充は、令和4年度補正予算にも先行的に盛り込まれた交付率1/2の浄化槽整備加速化事業や、公共浄化槽事業における少人数高齢世帯の維持管理負担軽減、浄化槽PFI事業へのBOO、BOT方式の追加が行われた。また中・大型浄化槽の省エネ化を支援する浄化槽システムの脱炭素化推進事業は、令和4年度と同額の18億円を計上した。
浄化槽整備加速化事業は、令和8年度に迫る汚水処理施設概成の目標達成に向けたもので、都道府県構想や市町村のアクションプランで定めた目標を上回って浄化槽整備を加速化する事業に対して交付率1/2(通常・1/3)の支援を行う。令和8年度までの時限措置ではあるが、交付率1/2の事業に新たな選択肢が加わった。(続きは本紙で)