農林水産省など関係7府省は8月25日、第10回バイオマス活用推進会議を開催し、バイオマス活用推進基本計画の改定案を取りまとめた。新たに2030年目標を設定し、これまで基本計画で対象としてきた家畜排せつ物や下水汚泥等に、果樹剪定枝、きのこの廃菌床などのバイオマスを加えた上で、利用率目標を74%から80%に拡大。種類ごとでは下水汚泥の現在の利用率75%を85%、食品廃棄物等は58%から63%、家畜排せつ物は86%から90%、紙は80%から85%などとした。このうち下水汚泥はバイオガス等のエネルギー利用、肥料化やリン回収等の緑農地利用の促進、生ごみやし尿・浄化槽汚泥等の受け入れも推進する方針。
またその他、全都道府県でバイオマス活用推進計画を策定するとともに、全市町村がバイオマス関連計画を活用することなども位置づけている。(続きは本紙で)