環境省は8月25日、中央環境審議会第43回循環型社会部会をWEB会議にて開催し、第四次循環型社会形成推進基本計画の第2回点検と循環経済工程表を取りまとめた。循環経済工程表については、7月1~31日まで実施したパブリックコメントの結果を踏まえ議論を行い、委員からの了承を大筋で得た。内容は素材ごと、製品ごとに今後の方向性を示し、循環経済ビジネスの拡大、プラスチックや食品リサイクル、し尿・浄化槽汚泥の循環利用などを推進することとしている。
循環経済工程表におけるし尿・浄化槽汚泥の扱いは、工程表における「地域の循環システムの方向性」で触れられており、有機廃棄物等として「地域資源としてのエネルギーや肥料としての循環利用、廃棄物処理の広域化・集約的な処理等を地域で実践する」こととされた。ここには食品ロス半減および食品リサイクル、家庭ごみの有料化の検討・実施なども含み、今後2025年度までにこうした方策を盛り込んだ地域循環共生圏を構築推進するためのガイダンスを策定する。(続きは本紙で)