静岡県環境整備事業協同組合(静環協、飯塚泰行理事長)は11月16日、静岡市清水文化会館「マリナート」で、第7回災害時のトイレ・し尿処理研修会を開催した。国連が提唱した「世界トイレの日(11月19日)」に合わせ開催する同研修会は、一般廃棄物の適正処理という観点から災害時のトイレ、公衆衛生対策、良好な避難所環境の創出について、一般廃棄物処理業者と行政担当者が情報交換、意見交換を図る場として機能しており、これまで災害時におけるトイレ対策の手引き、使用済み携帯トイレ等の専用収集袋といった成果を得ている。今年度のテーマは「被災者に寄り添う避難所対策」で、県内から150名の出席があった。
冒頭で飯塚理事長は、静環協がこれまで携わった災害支援活動と、県内における災害協定の締結状況に触れつつ、「私たちの組合員が行っている一般廃棄物処理業務は、どのような状況にあっても着実に実施が求められる社会的使命を有している。本日は県、市町、さらには議会からも多数の出席を得ており、研修会を通じて皆様と一層連携を図り、効果的な対応ができるように努めてまいりたい。新型コロナウイルス感染症の終息が見えない中、3年ぶりの開催となるが、本研修会が有意義なものとなれば」と挨拶した。(続きは本紙で)