自民党下水道・浄化槽対策特別委員会は5月12日、党本部で「汚水処理施設の強靱化・グリーン化等の推進」に向けた2回目の関係者ヒアリングを実施した。施設の老朽化や災害の激甚化、2050年カーボンニュートラルなどの課題を踏まえ、汚水処理施設の強靱化とグリーン化(低炭素化)等を推進する施策について議論することを趣旨としており、今回は(公社)全国上下水道コンサルタント協会(水コン協)、(公社)日本下水道管路管理業協会(管路協)、(一社)日本下水道施設業協会(施設協)、(一社)持続可能な社会のための日本下水道産業連合会(FJISS)の4団体が参加した。
ヒアリングで各団体は、それぞれの取り組み、または要望について説明し、水コン協は下水道施設の耐水化の実施状況や手法、さらに感染症に対する強靱化の取り組みとして下水疫学調査(下水中のウィルス検査等)の重要性を説明。また管路協は下水道管路における更生工法、マンホールの耐震化、ポンプ施設の耐水化など、管路施設のハード面での強靱化のほか、協会で作成予定の管路管理業務に係る評価マニュアルを取り上げ、自治体業務での採用支援を求めた。(続きは本紙で)