環境省は3月5日、「環境経営の変化と企業に求められる対応」とのテーマでオンラインセミナーを開催した。環境経営とは気候変動や資源循環などの環境課題を経営に統合し、企業の価値向上、持続的な発展につなげていく考え方で、具体的な手法としてはISO14001やエコアクション21、また近年は高まるESG投資を背景にSDGs、SBT(企業版温室効果ガス排出削減目標)やRE100(100%再エネ化)などの取り組みが進んでいる。セミナーでは投資家からのプレゼンテーション、企業の取り組み紹介などを基に、環境経営を推進していく上での課題や、取り組みの高度化についてパネルディスカッションが行われた。
セミナーは2部に分けられ、第1部ではBNPパリバ証券グローバルマーケット統括本部の中空麻奈氏が「ESG投資の高まりと資金調達手法の多様化」、野村アセットマネジメント責任投資調査部の山我哲平氏が「サプライチェーン全体での脱炭素化の重要性の高まり」についてプレゼンテーションした。(続きは本紙で)