住友化学(株)は2月26日、社内に「プラスチック資源循環事業化推進室」を設置し、廃プラスチックの確保、市場開拓、自治体等との連携体制構築など、プラスチック資源循環に関わる取り組みを加速化すると公表した。
同社は経営の重要課題の一つとして、プラスチック資源循環への貢献を掲げており、容器等の薄肉化、詰め替えに適したフィルム向け材料などプラスチックのリデュース、リユースにつながる製品開発・供給に取り組み、さらに近年はマテリアルリサイクル、ケミカルリサイクルの技術開発を進めている。このうちマテリアルリサイクルは、石油化学部門において自動車部材向けのリサイクルコンパウンド事業を進め、ケミカルリサイクルではごみを原料としたポリオレフィン製造やメタノール合成、廃プラスチックの化学的分解による原料化を、2020年代での事業化を目指し研究中という。(続きは本紙で)