NPO法人日本トイレ研究所は11月10~19日までの「うんちWeek2021」を捉え、全国の学生1050名を対象に行った排泄に関するアンケート調査結果を公表した。困りごとの項目では、51.4%が排便、23.7%が排尿に関して回答し、下痢しやすい、排便回数が少ない、排尿回数が多い、排尿後の尿漏れなどが多かった。
同調査の回答者は男性が43.6%、女性が55.3%で、年代は10代が33.3%、20代が65.2%、30代以上が1.4%となっている。専門家による考察では、一般学生への排泄調査はあまり例がないと評価しつつ、排便に関して困りごとのある回答者が51%もの高い割合になったことについて「関心のある者が参加している可能性があるが、予想以上に多い。内容的に過敏性腸症候群、慢性機能性便秘症が主な原因と推測されるが、いずれも現代社会を反映するストレス、生活習慣に関する機能性疾患。新型コロナウィルス感染症で学生にもさまざまな影響が出ているが、関連しているかも知れない(中野美和子氏=神戸学園、さいたま市立病院)」などのコメントがあった。(続きは本紙で)