内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局は3月31日、北伊勢上野信用金庫、浄化槽維持管理業者の(株)環衛(木村成一社長)、三重大学の共同プロジェクトを「地方創生に資する金融機関等の『特徴的な取組事例』」として選定し、大臣表彰を行った。
同表彰は、地域への効果が高く、地方創生の進化に資する金融機関等の取り組みを認定するもので、「地方創生への取組状況に係るモニタリング調査」の一環で行われる。令和2年度は約1200事例のうち39事例を認定した。
北伊勢上野信金ら3者の取り組みは、従来は費用をかけて処理していた汚泥を有機肥料に転換し、遊休耕作地の土壌改良を行った上で減農薬野菜を生産し消費者へ販売するもの。北伊勢上野信金は販路拡大支援、直売会の開催、飲食店とのビジネスマッチング支援、資金融資、三重大学は汚泥処理の共同研究と特許戦略構築、環衛は汚泥バイオマスを活用した有機農業による栽培・販売、移動販売車による野菜直売を担う。(続きは本紙で)