(一社)千葉県環境保全センター(石井栄理事長)は5月17日、千葉市のオークラ千葉ホテルで第6回定時総会を開催した。平成29年度事業報告や30年度事業計画など議事4議案、報告2項目を審議し、それぞれ承認した。
また総会では浄化槽の適正な普及促進に向けた総会決議を採択。①災害に強く経済性に優れた生活排水処理システムである浄化槽を推進するため、保守点検および清掃の技術向上に努める②保守点検、清掃、法定検査の一括契約を推進する③一廃処理業者の経営基盤安定・強化を目的に廃棄物処理法を順守し、適正契約確保に努める④浄化槽法第11条BOD検査を推進し、法定検査の受検率向上に寄与するーーの4項目を盛り込み、活動の基本方針とした。
特に法定検査に関しては、事業計画でも「県および指定検査機関と協力関係を強化し、一括契約の推進、採水業務の円滑な運営推進、検査員資格を有する採水員の活用を図る」旨を盛り込んだ。
総会後は懇親会を開き、国会、県、県議会、市町村、関係団体から多数の来賓が出席した。
懇親会の冒頭で石井理事長は「当センターは浄化槽の維持管理適正化を目的とし、一括契約、法定検査の受検率向上を推進している。浄化槽の処理機能の維持には維持管理が不可欠で、現場の技術向上へ各種講習会の充実も図ってまいりたい」と挨拶。また「当センターの林康博相談役が平成30年春の叙勲に際し、旭日双光章叙勲の栄に浴された。このことで私どもは今後の活動に大きな自信と勇気をいただいた」と述べ、引き続きセンター運営への理解と協力を求めた。