(一社)千葉県浄化槽協会(千浄協、石井健嗣理事長)は8月26日、千葉市の協会事務局で令和4年度研修会を開催した。教材には令和4年度に発刊・策定されたばかりの「浄化槽設計施工の手引き」と「浄化槽長寿命化計画策定ガイドライン(第二版)」が用いられ、協会の会員ら約50名は、浄化槽が所定の機能を発揮する上で前提となる適正な設計施工と、浄化槽の長寿命化に資する維持管理の確保、利用可能な補助制度について理解を深めた。
冒頭で石井理事長は「浄化槽の事業については、まず1点目に2019年の骨太の方針等で汚水処理リノベーションが盛り込まれたように、当協会では生活排水処理対策の一環として単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への転換推進事業を展開している。このたび“浄化槽の設計施工の手引き”が発刊されたが、これを教本として浄化槽の適正な施工を確保していただきたい。また2点目に、環境省において浄化槽長寿命化計画に基づく浄化槽の改築事業が創設された。同事業は市町村が実施するものだが、会員の皆様におかれても市町村と協力して取り組んでいただきたい。3点目は、浄化槽工事は浄化槽設備士が監督することになっている。全浄連では義務化も視野に浄化槽設備士研修会の実施を要望しており、皆様にも研修会をしっかり行えるよう進めてまいりたい。他にも実施すべき事業は多いが、事業計画を円滑に推進できるようご理解いただきたい」と挨拶した。(続きは本紙で)