国土交通省、環境省、農林水産省がこのほどまとめた令和2年度汚水処理人口普及率の統計によると、令和元年度と比べ浄化槽普及率が上昇したのは940自治体、減少したのは330自治体だった。
上昇幅が大きい(福島県の一部自治体除く)のは大宜味村(沖縄県)で、令和2年度浄化槽普及率は43%(対前年度比11.4ポイント増)だった。次いで美波町(徳島県)が25.8%(同8.4ポイント増)、野迫川村(奈良県)が17.7%(同8ポイント増)、栄村(長野県)が76.4%(同7.5ポイント増)などと続く。
一方、浄化槽普及率が高いのは、三島村(鹿児島県)および青ヶ島村(東京都)の100%に続き、利島村(東京都)が98%、上野村(群馬県)が97.2%、下條村(長野県)が96.7%、十島村(鹿児島県)が95.9%、南相木村(長野県)が95.7%、南部町(山梨県)が95.5%と90%を超える。離島や小規模自治体が目立つ。(続きは本紙で)