フジクリーン工業(株)は12月22日、素材に従来のFRPでなくDCP(ジシクロペタンジエン)を採用した高度処理型浄化槽CEND型およびCENDeco型を発売した。ラインナップは5人槽のみで、構造および処理フローは同社従来製品CEN型、CENeco型と同様。素材変更に伴いマンホールサイズのみ変更されている。取り扱いは現在のところ東日本エリアのみ。
同社によると、昨今の異常気象や災害の増加による資材供給不足を回避するため、材質が異なる商品の製造能力を備える必要があると判断して開発に至ったという。FRPとDCPの両方のプレス技術(大量生産体制)を持つことにより、どちらか一方の原材料が入手困難に陥った場合でも、製品製造、供給できる体制を構築してリスク分散を図った。
製品に関する問い合わせは同社の最寄り事業所まで。