(一社)浄化槽システム協会(JSA)の調べによると、2020年に日本国外で設置された浄化槽は5462基で、2010年の統計開始から累計3万7255基に達したことが分かった。国別では昨年までと同様に中国が最も多く3087基で、同国への累計設置基数は2万6247基となった。
同調査は、JSAの会員からのヒアリングに基づくもので、日本から輸出した浄化槽(ノックダウン方式を含む)、または自社の海外工場で生産した浄化槽の基数をカウントしている。
2020年の内訳は中国の3087基に続き、オーストラリア992基、アメリカ815基、ミャンマー161基などが多く、これら4カ国で全体の9割以上を占める。用途は住宅、店舗、事務所などが多いが、ベトナムでは病院(処理能力500m3/日)、ミャンマーではホテルやマンション(同15~200m3/日)など大型案件の受注もあった。(続きは本紙で)