(一社)浄化槽システム協会(JSA)は6月2日、東京・浜松町の東京グランドホテルで令和4年度定時総会を開催した。令和3年度決算報告等の議案、報告事項をそれぞれ承認し、令和4年度事業計画には「浄化槽普及促進ハンドブック」の発刊、展示会への参画をはじめとする普及啓発事業、浄化槽普及や合併転換等に関する調査研究事業、技術支援・提言等事業、製品安全推進事業、その他事業の5事業を盛り込んだ。また総会後の理事会で任期満了に伴う役員改選を行い、木村雄三氏(大栄産業(株)代表取締役社長)が会長に就任した。
JSAの総会は午後4時、WEB会議システムを活用したリモート併用方式で開催した。
冒頭で松本浩二会長((株)ダイキアクシス執行役員)は「新型コロナウイルス感染症は未だ終息せず、さらに原油や物流コスト、原材料価格の高騰、ロシアのウクライナ侵攻により世界経済に大きな影響が出ている。新築住宅の動向、浄化槽の製造、輸送コストなど懸念は多く、われわれを取り巻く環境は一層厳しくなる。一方、令和3年度の浄化槽出荷基数は前年度比3.3%の増加となった。減少傾向にあった状況から転じたことは喜ばしいこと。また住環境への関心の高まり、予算措置の拡充もあり、令和4年度も引き続き増加を期待したい」と挨拶した。(続きは本紙で)