(一社)浄化槽システム協会(JSA)の取りまとめによると、令和3年度上半期(4~9月)の浄化槽出荷基数は、50人槽までの小規模合併槽が5万4628基(対前年同期比4.2%増)、51人槽以上の中規模合併槽が501基(同10.2%減)、RC・その他が9基(同28.6%増)となったことが分かった。
主力の小規模合併槽について都道府県別に見ると、大きく回復したのは長野県で787基(同25.3%増)。次いで山口県が829基(同21.9%増)、山梨県が805基(19.8%増)、高知県が809基(同19.3%増)、群馬県で2360基(同18%増)などと続く。
例年出荷基数の多い埼玉県は2995基(同2.9%減)、千葉県は3787基(同10.1%増)、静岡県は3678基(同5.1%増)、愛知県は3600基(同4.9%増)、鹿児島県は2933基(同1.9%増)だった。首都圏では近年、埼玉県が減少傾向で、千葉県が増加傾向にある。
このままのペースで推移すれば、令和3年度の出荷基数は11万基前後となりそうだ。(続きは本紙で)