政府の令和3年度予算案が12月21日に閣議決定され、浄化槽推進関係予算は概算要求どおり86億1300万円となった。令和2年度当初予算は96億1300万円だったため10億円減となるが、この10億円は「防災・減災、国土強靱化のための3カ年緊急対策費」によるもので、同対策費を含めず比較すれば対前年度同額となる。またメニューの拡充は公共浄化槽の改築（更新）、環境配慮型事業の要件に対する2項目だった。
このうち公共浄化槽の改築は、「公共浄化槽等整備推進事業（市町村整備型）により整備された浄化槽の改築への助成等」によるもので、市町村が公共浄化槽等整備推進事業により整備した浄化槽のうち老朽化したものについて、市町村が策定する「浄化槽長寿命化計画」に基づき改築する場合に1/3助成を行う。また「浄化槽整備効率化事業」に、浄化槽長寿命化計画策定に必要な調査等に要する費用を補助対象（1/3補助）として追加する。（続きは本紙で）