柴山基金が解散、27年の歴史に幕

公益信託「柴山台五郎記念合併処理浄化槽研究基金(柴山基金)」が解散し、27年の幕を閉じた。同基金は生活排水処理の推進と、関連する合併処理浄化槽の技術向上、普及、啓発を支援する基金として平成3年に設立された。これまで70以上の取り組みに助成を行い、研究開発だけでなく日中浄化槽シンポジウムなど各種講演会や検討会の開催を支援し、平成29年には日本の生活排水処理事業が社会情勢に即していないことを危惧し、『生活排水処理改革(中央法規)』を出版した。