環境省は1月20日、鳥取市のとりぎん文化会館で令和4年度浄化槽トップセミナーを開催した。同セミナーは地方公共団体の政策決定に携わるトップを対象に浄化槽の特徴をアピールし、浄化槽の整備促進と適正な普及を促すためのもの。会場には県内外から多数の市町村長、議会議員、行政担当者、さらに鳥取県の平井伸治県知事、鳥取市の深澤義彦市長、地元選出の石破茂衆議院議員らが来賓として出席した。
冒頭で環境省環境再生・資源循環局の土居健太郎局長は、主催者を代表し「浄化槽は設置までの期間が短く、非常にコンパクトであるなど優れた特性を持っており、全国で水環境の保全という役割を果たしている。一方で、この機能を維持するには定期的な維持管理が必要であり、関係者の連携によって社会システムとして維持していくことが非常に重要。また浄化槽は災害に強い特徴を持っており、浄化槽台帳の整備、法定協議会の設置など行っていただきながら、避難所等への設置についても検討いただけたら」と挨拶した。(続きは本紙で)