(一社)地域環境資源センター(JARUS)は5月27日、東京・新橋の航空会館で令和4年度定時総会を開催した。令和4年度事業計画など全議案を原案どおり承認し、任期満了に伴う役員の改選では8期16年にわたり理事長職を務めた田中忠次氏が退任し、新理事長に林田直樹氏を選任した。
総会は午後2時に開会し、冒頭で田中理事長は「農村地域では過疎化、高齢化が進行するなか、近年は災害も頻発する厳しい状況が続いている。国においては土地改良長期計画の見直し、“みどりの食料システム戦略”の策定などにより各種施策を進めており、センターとしても会員ニーズを把握し、適切な業務運営に努めてまいりたい」「令和4年度の事業計画は、農集排施設の持続的な機能発揮、効率的な維持管理に向けて、強靱化、グリーン化、デジタル化に関する調査研究、また昨年度から集落排水事業が補助事業化され、維持管理適正化計画が要件となったことから、センターの体制強化とともに会員への技術支援を図ってまいりたい」と農村、集落排水事業を取り巻く状況と、センターの基本方針について説明した。(続きは本紙で)