NPO法人浄化槽ナビゲータ認証機構(浄ナビ、理事長=岩渕和則北海道大学教授)は9月16・17日の2日間、長野県・軽井沢の軽井沢プリンスホテルで2021年度研修会を開催した。新型コロナウィルス感染症の影響下で参加者を大幅に絞っての開催だったが、講師に環境省廃棄物適正処理推進課の名倉良雄課長を迎え、会場には来賓出席の藤巻進軽井沢町長をはじめ、地元中心に会員ら35名の参加があった。研修会では重要な政策課題として各界で取り組みが進む2050年カーボンニュートラルやSDGsを主要テーマに取り上げ、浄化槽業界に期待される役割、進むべき方向性について意見交換した。
初日の冒頭で岩渕理事長は、「カーボンニュートラル、脱炭素、こうした課題に私たちの業界はどのように対応すべきか。この問題は世界的にもESG投資と関連しダイナミックに動いている。皆様になるべく早く情報を伝え、行動を起こせるよう本日の研修会を開催させていただいた。皆様にとって有意義なものになれば」と挨拶し、引き続き大学サイドにおける取り組みとして、北海道大学に設置されたサステイナビリティ推進機構の紹介を行った。世界的潮流としてのカーボンニュートラル、SDGsとともに、人材育成、各種研究について言及し、大学において持続可能な社会の構築に向けた取り組みが後戻りしない段階に達していることを説明した。(続きは本紙で)