(一社)浄化槽システム協会(JSA)がこのほどまとめた浄化槽出荷基数統計によると、令和2年度小規模合併槽(50人槽以下)の出荷基数は10万3662基(対前年度比8.1%減)と大幅に減少した。中規模合併槽(51人槽以上)は1192基(同4.9%減)、RC・その他は11基(同57.7%減)だった。新型コロナウィルス感染症の影響による住宅市場の低迷が響いているものと考えらる。同年度の住宅着工戸数は81万2164戸(同8.1%減)だった。
小規模合併槽の出荷基数について、人槽別に見ると5人槽が7万3284基(同
6%減)、6人槽が193基(同68.6%減)、7人槽が2万354基(同10.6%減)、9~10人槽が4165基(同11.4%減)、11~20人槽が2260基(同14.2%減)、21~30人槽が1906基(同18.2%減)、31~50人槽が1500基(同7.4%減)だった。
都道府県別に見ると、静岡県のみ7073基(同1.9%増)と前年を上回り、他は減少した。例年出荷基数の多い埼玉県は6321基(同8.9%減)、千葉県は7188基(同0.9%減)、愛知県は6837基(同12.2%減)、鹿児島県は5498基(同10.8%減)で、その他落ち込みが大きいのは新潟県が1315基(同22.2%減)、東京都が326基(同21.4%減)、奈良県が644基(同20.2%減)などとなっている。(続きは本紙で)