大栄産業、環境省事業でインドネシアにモデル設置

 環境省がこのほど開催した令和2年度アジアにおける水環境改善ビジネスに関するセミナーで、大栄産業(株)が「インドネシアにおける既設セプティックタンク(腐敗槽)を活用した生活排水処理の高度化事業」について発表した。同事業は環境省のアジア水環境改善モデル事業によるもので、既設腐敗槽に増設ユニットを設置することで、本体および施工費を削減しつつ、現地排水基準をクリアしたとしている。

 インドネシアでは2016年に排水基準が強化され、先進国と同レベルのBOD30mg/l、アンモニア10mg/lなどの規制が敷かれている。これまで使用されてきた腐敗槽で達成することはほぼ不可能とされている一方、現地での水処理に対するコスト意識はいまだ低いままで、コスト削減と新排水基準の両方に対応した策が求められていた。(続きは本紙で)