環境省は4月28日、全国の地方公共団体から募集した第3回脱炭素先行地域として16件(応募58件)を選定した。従来は太陽光発電に係る事業が比較的多数を占めていたが、今回は①関係省庁と連携した事業②複数の地方公共団体が連携した事業③地域版GXに貢献する取り組み④電力以外の温室効果ガス削減事業を優先的に選定した結果、バイオマス発電に関連した事業の選定が増加した。
選定された事業のうち青森県佐井村では、太陽光や小水力、風力発電によって村全域の脱炭素化を実現するとともに、漁業組合と連携して海岸漂着ごみ等から樹脂燃料を製造し、水産加工工場のボイラー燃料などとして活用する事業を打ち出した。(続きは本紙で)