(一社)地域環境資源センター(JARUS、林田直樹理事長)は4月24日、東京・芝公園の機械振興会館で令和5年度業務実施方針等説明会を4年ぶりに開催した。農業集落排水やバイオマス利活用に関する事業の実施状況が報告され、農集排分野では施設への再エネや高効率機器導入を通じた強靱化・グリーン化、最適整備構想策定支援システムを活用した長寿命化対策などに取り組むことが説明された。
冒頭で林田理事長は「本日は4年ぶりの対面開催となる説明会だが、WEB参加を合わせて220名の出席をいただいた。さて令和4年度のJARUS事業だが、コロナ禍であっても所定の成果を挙げることができたと考えている。特に集落排水事業では、令和3年度に農水省補助事業・農業集落排水施設整備事業が創設され、JARUSでは維持管理適正化計画策定支援業務を2年にわたり実施してきたところ。また令和5年度については、農集排施設では維持管理費の軽減、災害時の機能確保、温室効果ガスの排出削減が課題となっていることから、高効率機器や太陽光発電等を組み合わせたエネルギー利用の開発実証について、農水省官民連携新技術開発の補助事業者として令和4年度から4年間の開発を開始した。先ほど挙げた維持管理適正化計画策定支援業務と並行して取り組んでまいりたい」と挨拶した。(続きは本紙で)