(一社)全国浄化槽団体連合会(全浄連)はこのほど、環境省・浄化槽システムの脱炭素化導入推進事業の令和4年度実績を公表した。交付件数および補助所要金額は、省エネ設備の導入支援に係る機器改修事業で193件・2億5066万円、浄化槽の本体交換事業で24件・3億3339万円で、合計217件・5億8404万円だった(いずれも申請ベース)。当初予算18億円の半分に満たないが、半導体不足などの影響により部品調達が納期未定になるなど長期化し、期間内に事業を終えることが困難となっているためで、全浄連においても取り扱いの一部緩和など環境省と協議を行っていた。
同事業は、老朽化した浄化槽の本体交換、付帯設備の省エネ化、太陽光発電設備の導入など中・大型浄化槽の省エネ化、脱炭素化に資する改修事業に1/2補助を行うもので、対象浄化槽の拡大や要件緩和などを重ねつつ平成29年度から環境省・二酸化炭素排出抑制事業費等補助金により実施されてきた。実際の事業は環境省が選定する執行団体が行うこととしており、全浄連が6年連続で選定されている。(続きは本紙で)