新明和工業(株)は8月10日、WOTA(株)への出資を決定・実施したと公表した。
WOTAは「水処理自律制御技術」と「小規模分散型水循環システム」の開発を行う日本のスタートアップ企業で、生物処理と膜処理により雨水や地下水など各水源から得られる水を浄化して使用しつつ、使用後の生活排水についても用途に応じて再生処理・循環利用を行い、これらを独自のシステムで自律制御するシステムの確立を目指している。実現すれば上下水道に頼らない「水のオフグリッド」が完成することになり、すでに長野県軽井沢町の個人別宅に試験設置し、基本動作や性能等の実証を完了、軽井沢町という最低気温がマイナス10度まで落ちる亜寒帯においても有効なことが確認された。引き続き実証を継続し、2024年の製品化を目指す。(続きは本紙で)